名前の由来の話

プライベート

僕の名前は健悟と言うのですが

この「悟」字をめぐって親父と話したときのことを思い出したので、言語化してみたいと思います。



この「悟」という字ですが、小さい頃こっちの吾に憧れた時期があります。



当時の僕は、プロレスが大好きで木村健吾と言う自分と同じ名前のプロレスラーに憧れを寄せていて、それが良かったと親父によく言ったもんです。

写真は必殺技「稲妻レッグラリアット」を打ち込む。木村健吾選手



すると親父は、

この「吾」という字は「我(ワレ)」という意味があり、自分のことしか考えないようになってしまうではないかと考えて、りっしんべん「心」のある悟にしたんだそうです。





なるほどなるほど。じゃあ僕は自分のことばかり考えると言うような性格にはならないんだろうなぁと子供ながらに思ったもんです。



名前って親が思いを込めてつけるものですよね。



僕には娘が2人いて、長女の名前は「ともこ」といいます。単純に友達がいっぱいできればいいなぁと思って「ともこ」という名前に。


20代位の時からもう既にイメージとしてかなぁ。子供ができたら「ともこ」にしようと。


それで肝心な漢字ですよね。どんな漢字にしようか僕はそこそこ接客業を長くやっているので、いろんな「ともこ」さんと出会いました。


例えば友達の友の「友子さん」、後は月2つの朋、それから知るという字や、伴、智、供、共、、、、。


いろんな「とも」がありますよね。

でもってどの「ともこ」さんもとっても良い方でした。選べないなぁ。正直。



ひとつだけ「ともこ」という名前に懸念材料がありました。もしかしたらこの子が育った時ってともこという名前っておばあちゃん臭い名前になっちゃったりするのかなあ。


今っぽい名前も考えなきゃいけないなぁと思って。その時考えたのはレオナ(手塚治虫先生の火の鳥に出てきたかわいいアンドロイドの女の子の名前です)まぁ生まれてきて顔見てから決めよう、なんて思ってました。

なんて思っていながら生まれたその顔を見た時「うん、ともこ。」


迷わず「ともこ」に決定。

イッツジャパニーズ



でもってどの漢字にしようかってずっと悩んでいて、生まれてからそこそこ日にちが経ってしまいました。


すると名前を決めるのって

タイムリミットがあるんですね。そんなの全然考えてませんでした。そしていよいよリミットが近づいたときにどうするのかと問われ、




「う~~~~~~~~ん、じゃあもうカタカナで。」


僕の中でカタカナってホントの日本語な気がするんですよね。僕が勝手に言ってるだけですが。

カタカナって古文とかの勉強したときに、ふりがなみたいに振ってませんでした?


漢字って中国から渡ってきたものですよね?


でもって、ひらがなはその漢字がだんだん柔らかくなったもの。



例えば、

みたいな





そんなイメージを僕は持っていたんで、
カタカナこそ日本語だと豪語しカタカナに踏み切りました。

この子は「日本人」であると…。


(僕はイチロー選手それからビートたけしさんが好きなので、そのカタカナの影響ってあったのかもしれません。後日談)

本当にいいのかと言われながらカタカナに踏み切りました。
まぁカタカナで「トモコ」っていう子に育つんだろうなぁなんて





で、今度は次女、「維子」(ユイコ)といいます。この子の名前の由来は……


次女が生まれる前からトモコが勝手につけてました(笑)

なので由来ってないんですよ。


年少さんのトモコに理由を聞くと、「ユイコガイイ!!」しか言いません。


僕が諭すように「いいかい名前には由来っていうのがちゃんとあってねって意味がないとダメなんだよ。君の名前はねこれこれこうで………。」


先程の「トモコ」自身の 名前の由来を言って聞かせ、


「じゃあゆいこちゃんの名前の由来は何?」って聞いてみると… .





「友達がいっぱいできれば…………」







いやそれ君の名前の由来だから(笑)


お名前には由来がないとダメだよと言っても、「わーっ」と泣き「ユイコガイイ!!」とだだをこねる始末。


じゃあもうもういいよ。わかった。「ゆいこ」でいいと半ばトモコの強情に負け、名前を「ゆいこ」にすることに。


しかしながら何の由来もないのではかわいそうなので、漢字にして意味をつけることに。


その時にいろんな「ゆい」を見たんですが、明治維新の「維」という字がなんとなく気に入って、意味を見てみると、「つなぐ」という意味がありました。ちょうどこの年、ばあちゃんが 亡くなったのでなんか命がつながるみたいなイメージでちょうどいいなと。 

つなぐ子供と書いて「維子」はどうだろう。
今後いろんな世界や人々、すべてのものをコネクトする。そんな意味も含めて「維子」という名前に落ち着きました。(無理矢理ですかね)




名前とは、自分たちが生まれたときに与えられる特別な贈り物であり、一種のアイデンティティの象徴ですよね。


ボクの名前は「健悟」。


この名前には、単なる呼び名以上の意味が込められていると感じる。親が選んだこの名前には、彼らの願いや期待、そして私への愛情が宿っているように思える。


この名前は私自身の存在を映し出す鏡のようであり、私の内なる精神と共鳴しているような気すらしてくる。


そのため、私はこの名前を大切にし、自分の人生を築いていく中で、その意味を深めていきたいと願っている。





後日談

父が脳出血で倒れた後、何の気なしに親父殿と「名前」の話しになりました。
今はもうそこそこしゃべれるようになってますので、ご安心をまだまだご健在(笑)


そしたら、

「そんなこと言ったっけ?単純にさぁ、孫悟空が好きだからその「悟」にしたんだよ。」

親父殿が好きだったであろう時代の「孫悟空」はこちら



親父〜〜〜〜(笑)



こうして書いていて思うのは

少なくとも、僕は名前に影響して生きているって事!

足りぬ事も多々あるのは承知ですが、自分の事だけではなく、皆様の幸せになることを考えている時間が好き(^^)

そう思えた機会でした!

生まれてきてくれて、
生んでくれてありがとう!