ジル・ボルテ・テイラー博士の「ホールブレイン」という本、聞いたことありますか?
『ホールブレイン』は、脳神経解剖学者ジルボルトテイラー博士とによる本です。
テイラー博士自身の脳卒中の経験をもとに、脳の左右の働きとその影響についてやさしく解説してくれています。
僕がこの本に出会ったのは、実は父が脳出血で倒れた直後でした。
なんという偶然でしょう。
その本を読んで、僕は脳の不思議と、回復する力について深く学びました。

父の脳出血、あれは本当に衝撃でした。
家族全員がその瞬間に生活が変わってしまうほどの。
父は一命を取り留めましたが、言語や運動の一部を失いました。
父はめげること無く前を向きリハビリを始めました。
僕たちは父の回復を一生懸命サポートしました。
この過程で、人間の意志と家族のサポートがどれだけ大切か、実感したんです。

『ホールブレイン』では、右脳と左脳の関係性について、それぞれが異なる思考様式と能力を担当していると説明されています。
左脳は論理的、分析的思考、言語、細部への注意に関連し、
右脳は感情、直感、全体的な視野、創造性に関わっています。
父の場合、左半球がダメージを受けました。
ここからは、僕の希望的な考察になりますが、
脳出血により、左脳的な損得勘定的な部分が欠損し、
生き残った右脳で生活している今は、、
右脳的全体意識、今この瞬間と言う将来の不安や恐怖のない状態で、日々健やかに、緩やかに過ごしていっていると思うのであれば、それはとても幸せなことなのかもしれない。
そう思えば介護をしている家族も救われる。
体は不自由になったけど、新しい幸せの境地にを父は辿り着いたのかもしれませんね。
「ホールブレイン」から学んだことは、僕たちの幸せを高める可能性があるんです。
父のリハビリを通じて、新しいコミュニケーションの形を見つける努力をしています。

結論ですが、「ホールブレイン」は、脳と心の働きを深く理解するための素晴らしい本です。
父の体験とテイラー博士の洞察から、私たちは自己発見「気付きの旅」を続けています。
父の挑戦とこの本からの学びは、私たちに深い共感と理解をもたらし、人生を豊かにしてくれます。
ブログを読んでいる皆さんも、この本を通して、自分自身や大切な人の脳と心を理解することで、新たな洞察を得られるかもしれませんね。
脳の病で倒れてしまった家族の介護をなさっている方たちへのエールにこの記事がなれば幸いです。

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