※後日追記
この記事は、2024年初頭に老化や時間について学び始めた流れを、
美容師としての現場視点で整理したものです。
思考の背景として、以下の記事も残しています。
▶︎ 『Lifespan(ライフスパン)』を読んで考えたこと
▶︎ 僕がこの成分に今賛成した理由を記録として残します
「最近、髪が弱くなった気がする」
「同じカラーなのに、前より傷みやすい」
「ケアしているのに、効果がいまいち」
こうした声を聞くようになったのは、ここ1〜2年の話ではありません。
実はこの学び、2020年から続いています
誤解のないように、最初に正確な話をします。
僕がエイジングケアや体の内側の仕組みについて学び始めたのは2020年からです。
そして翌年の2022年、この分野に関わる事業の取締役に就任しました。
つまりこれは、最近思いつきで行った勉強会でも、先月よかったから導入を考えた話でもありません。
4年以上、現場で髪を触り続けながら「本当に意味があるのか」を検証し続けてきた学びの“現在地”です。
髪質改善をやり続けて、違和感を覚えた瞬間
僕はこれまで、縮毛矯正・髪質改善という分野を中心に仕事をしてきました。
技術を磨き、薬剤を研究し、できることはすべてやってきたつもりです。
それでも、ある頃から説明がつかない現象が増えてきました。
- 技術的には完璧なのに、人によって差が大きい
- 年々クセが強くなっていく人が増加していること
- ダメージ量より「そもそもの髪の強度」に差が出る
これはもう、髪だけを見ていても解決しない。
そう確信したのが、学びを深めるきっかけでした。
髪は「細胞のコンディション」を映す
最新の研究では、活性酸素(ROS)による酸化ストレスが細胞機能、とくにミトコンドリアに大きく影響することが分かっています。
ミトコンドリアは、細胞のエネルギーを生み出す“発電所”。
この働きが落ちると、
- 回復が遅くなる
- ダメージに弱くなる
- 変化に耐えられなくなる
これは、肌だけでなく髪にも同じことが起きると僕は考えています。
4年以上学んで、ようやく腑に落ちたこと
正直に言います。
この話、1回や2回勉強会に出ただけでは、ここまでの確信は持てませんでした。
- 現場で本当に違いが出るのか
- 一過性の流行ではないのか
- 「美容業界あるある」で終わらないか
それを何年も、実際の髪を通して照らし合わせてきた。
そして最近、5-デアザフラビン類などの研究が進み、ミトコンドリア機能と酸化還元の関係がより明確に示されてきました。
「やっと言語化できる段階に来た」
それが、今の正直な感覚です。
だから今は、
「新しいから良さそう」ではなく、
「続けた先で意味があるか」だけを見るようになりました。
カラーで髪が弱るのは、もはや前提
はっきり言います。
カラーを重ねれば、髪は弱ります。
これは良い悪いではなく、構造の話です。
だから大切なのは、
- 弱ることを前提に、どう守るか
- 回復できる余力をどう残すか
髪質改善とは「一度だけきれいにする技術」ではありません。
僕は“耐えられる髪を育てる設計”だと考えています。
僕がエイジングケアを学び続ける理由
美容師が、体の内側や細胞レベルの話を学ぶ。
それは意識高い話でも、商売のための知識でもありません。
髪の未来を、短期ではなく長期で守りたいから。
- 5年後もカラーを楽しめるか
- 10年後も矯正が必要になった時、耐えられるか
そこまで考えて施術できる美容師でいたい。
だから僕は学び続けています。
最後に
このブログは、何かを売るためのものではありません。
でも、もし
- 髪質改善をしても安定しない
- 年齢とともに変化が激しくなった
- 髪の将来が少し不安になってきた
そう感じているなら、一度、今の髪の状態を一緒に整理しましょう。
髪は、まだ変えられます。
ただしそれは「技術だけ」でも「気合い」でもありません。
正しい理解と、続く設計があってこそ。
※後日追記
これらの思想を踏まえたうえで、2025年には
「どのように扱うか」「どの距離感を保つか」という
判断のフェーズに移行しました。


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