大量消費のその先に、僕らの技術と想いを。
気づかぬうちに、僕たちは“安くて便利”の裏側に目を向けなくなっているのかもしれません。
ある記事を読んで、衝撃を受けました。
世界では今、驚くほどのスピードで洋服が生産されています。ある有名ブランドでは年間3万点もの新しいデザインを市場に出しており、別のブランドではなんと27万点以上。これに対して、それぞれが何枚ずつ生産されているかを考えると、想像をはるかに超える量の服が「作っては売られ、そして捨てられている」現実があるのです。
もちろん、手頃な価格でファッションを楽しめることは、消費者にとってありがたい面もあるでしょう。けれど、その安さの裏に隠れている“環境への代償”は、果たして目をつむってもよいものなのでしょうか。
大量生産・大量消費という文化は、そろそろ見直されるべき時に来ているのではないか。
私たち日本人の感性は、本来「いいものを長く大切に使う」ことを美徳としてきたはずです。
それを無視して、ただ“使い捨ての価値観”に飲み込まれていく社会に、僕は疑問を感じています。
だからこそ、美容という仕事を通して「一瞬の安さ」ではなく「長く通用する価値」を届けたい。
僕の技術は、決して大量に提供するものではありません。
一人ひとりに寄り添い、その人だけの“似合う”や“理想”に向き合い、丁寧に時間と経験をかけて創りあげていく。
それが、僕の信じている“プライドをかけた技術”です。
これからも、そういった価値を大切にしたい。
安さや流行に流されるのではなく、本当に意味のある美しさを、あなたに届けていきたいと思っています。
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