走ることで、頭を空っぽにできるようになった

プライベート

※補足
この記事は、ランニングを通して感じた
「頭の回復」や「思考の余白」について整理した記録です。

体や生活の変化をまとめた前段の記事はこちらに残しています。

▶︎ 走ることで、体だけじゃなく時間の使い方まで変わった話


走るようになって、
痩せたとか、体力がついたとか、
よく眠れるようになったとか。

そういう変化は、確かにありました。

でも正直に言うと、
それは二の次、三の次です。

僕がランニングに本当にはまった理由は、
頭の中を空っぽにできる時間を持てるようになったこと
これに尽きます。


美容師の仕事は「体力仕事」に見えて、実は違う

よくお客様に言われます。

「立ち仕事なのに、
仕事終わりに10kmも20kmも走れるなんてすごいですね」

正直、僕自身も思います。
「よくやってるな」と。

でも冷静に考えると、
僕たちの仕事は本当の意味での肉体労働ではありません。

重いものを運び続けるわけでもない。
極寒や灼熱の環境で作業するわけでもない。

もちろん、

  • 一日中立っている
  • 同じ姿勢を続ける
  • 体への負担がある

それは事実です。

でも、
僕が一番消耗しているのは
体よりも、頭と神経だと思っています。


一日中、頭はフル回転している

美容師の仕事は、
ずっと考え続ける仕事です。

  • この髪に、どの薬を使うか
  • この反応が出たら、次はどうするか
  • 次のお客様の時間から逆算して、どこまで仕上げるか
  • 今、この人は何を求めているのか
  • 本当に伝えたいことは、伝わっただろうか

一日中、
思考と判断と気遣いの連続

これを毎日続けていれば、
頭が疲れないわけがありません。


「頭を休める方法」をずっと探していた

だから僕は、
いろいろ試しました。

  • 瞑想
  • 呼吸法
  • 意識を整える系の学び

でも正直、
瞑想はできませんでした。

座って目を閉じた瞬間、
次の仕事のことを考えてしまう。

向いていなかった。


サーフィンも、完全な答えではなかった

サーフィンも好きです。
自然の中に身を置く時間は、確かに良い。

でもサーフィンは、
一人で完結できません。

必ず誰かがいる。
波を分け合う。
時には気を使う。

完全に無心・無我夢中になれる時間は、
実はとても限られています。


ランニングは「一歩踏み出した瞬間に成立する」

その点、ランニングは違いました。

シューズを履いて、
一歩外に出る。

それだけで成立する。

誰とも話さなくていい。
誰にも気を使わなくていい。
評価も、競争もない。


5kmを超えた先にある「静かな領域」

もちろん、
走り始めた瞬間から無心になれるわけではありません。

でも、
5kmを超えたあたりから、体が変わってくる。

  • 呼吸が落ち着く
  • 心拍が安定する
  • 副交感神経が優位になる
  • 体の負担をあまり感じなくなる

夜。
誰もいない道。
ただ一定のリズムで走る。

その時、
頭の中が静かになる瞬間があります。

考えようとしても、考えが浮かばない。
悩もうとしても、悩めない。

これは、僕にとって
一番簡単に入れる瞑想状態でした。


この感覚を知ってしまった

この状態を一度知ってしまうと、
もう戻れません。

大会に出たいとか、
記録を狙いたいとか、
そういう気持ちもゼロではありません。

でも正直、
この境地に立てたことだけで、もう十分です。


走ることは、回復だった

ランニングは、
自分を追い込むためのものではありませんでした。

  • 体を回復させる
  • 頭を空っぽにする
  • 明日、また考えるための余白を作る

今の僕にとって、
走ることは
パフォーマンスを上げるための休息です。


最後に

仕事を真剣にやっている人ほど、
頭を空っぽにする時間が必要だと思います。

僕にとっては、
それがランニングでした。

もし今、
頭がずっと忙しいと感じているなら、
「何かを足す」より、
「一度、空にする時間」を探してみてもいいかもしれません。

これは、その記録です。



※補足
走ることで、体や頭の回復を実感するようになってから、
「回復力は、年齢よりも細胞の状態に左右されるのではないか」
と考えるようになりました。

この感覚は、日々のサロンワークとも強くつながっています。

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