美容師として日々お客様の髪に向き合っていると、売上につながる選択と、お客様の髪を守る選択が必ずしも一致しない場面があります。
たとえば、縮毛矯正をしたいというご希望があっても、髪の状態によってはその日に施術をしない方がいい場合があります。カラーと縮毛矯正を同じ日にしたいというご相談でも、髪への負担を考えると慎重に判断しなければならないことがあります。
そのようなとき、HairUnknownで私が大切にしているのは、目先の売上ではなく、お客様との長期的な信頼です。
この記事では、なぜ私が利益よりも信頼を優先しているのか、美容師としての現場での考え方をお伝えします。
利益は目的ではなく、信頼の結果である
私は、利益そのものを否定しているわけではありません。美容室を続けていくためには、当然ながら売上も利益も必要です。
ただ、利益を最初の目的にしてしまうと、判断が少しずつずれてしまうことがあります。
本当は今日は施術を控えた方がいい髪の状態なのに、売上を優先して無理にすすめてしまう。必要のないメニューを追加してしまう。リスクがあるのに、十分に説明しないまま施術してしまう。
そうした判断は、一時的には売上につながるかもしれません。しかし、お客様の髪を傷めてしまったり、不安な気持ちを残してしまったりすれば、長い目で見たときに信頼は失われてしまいます。
私は、利益は追いかけるものではなく、誠実な価値提供を積み重ねた結果として生まれるものだと考えています。
美容の現場では「やらない判断」も大切になる
美容室では、何かを「する」ことが仕事だと思われやすいかもしれません。
カットをする。カラーをする。縮毛矯正をする。トリートメントをする。もちろん、それらは美容師の大切な仕事です。
しかし実際の現場では、「今はやらない方がいい」と判断することも、とても大切です。
特に縮毛矯正は、髪の状態を見極めることが重要な施術です。クセを伸ばして扱いやすくする一方で、薬剤や熱を使うため、髪への負担もあります。
ブリーチをしている髪、過去に強いダメージを受けている髪、すでに切れ毛が多い髪などは、無理に縮毛矯正をすると理想の仕上がりにならないだけでなく、髪の状態をさらに悪くしてしまう可能性があります。
そのためHairUnknownでは、髪の状態によっては施術をおすすめしないことがあります。
無理な施術をすすめない理由
お客様からすると、せっかく美容室に来たのに「今日はやめた方がいい」と言われるのは、少し残念に感じるかもしれません。
私も、そのお気持ちはよくわかります。悩みを解決したくて来てくださっているわけですから、できることならその日にきれいにして差し上げたいと思っています。
それでも、髪の状態を見てリスクが高いと感じた場合には、正直にお伝えします。
なぜなら、その場だけきれいに見せることよりも、数ヶ月後、数年後の髪の状態の方が大切だと考えているからです。
縮毛矯正で失敗したくない方ほど、「できるかどうか」だけでなく、「今の髪にとって本当に必要か」「どの順番で進めるのが安全か」を一緒に考えることが大切です。
場合によっては、まずはカラーを整える。ダメージ部分を少しずつカットする。髪の体力を見ながら、次回以降に縮毛矯正を検討する。そうした選択の方が、結果的にきれいな髪につながることもあります。
信頼は一度の仕上がりではなく、積み重ねで生まれる
美容室での信頼は、一度の仕上がりだけで決まるものではないと思っています。
もちろん、仕上がりはとても大切です。お客様が鏡を見たときに喜んでくださることは、美容師として何より嬉しい瞬間です。
ただ、本当の信頼は、その日だけではなく、その後の髪の扱いやすさや、次回来店されたときの髪の状態まで含めて積み重なっていくものだと感じています。
前回の施術が数ヶ月後の髪にどう影響しているか。お客様が自宅で扱いやすく過ごせているか。無理のないペースで髪がきれいになっているか。
そうした積み重ねがあるからこそ、「この人に相談すれば大丈夫」と思っていただけるのだと思います。
私は、その信頼を大切にしたいです。
HairUnknownが大切にしていること
HairUnknownでは、お客様の髪をただ施術する対象として見るのではなく、その方の毎日の生活に関わるものとして考えています。
朝の準備が少し楽になる。髪の広がりが落ち着いて気持ちが前向きになる。自分の髪を少し好きになれる。
美容の仕事には、そうした日常を支える力があると思っています。
だからこそ、私たちは目先の売上よりも、お客様にとって本当に必要な選択を一緒に考えることを大切にしています。
無理な施術をすすめないこと。リスクがある場合は正直に伝えること。できることとできないことを曖昧にしないこと。そして、今だけではなく、これから先の髪の状態まで考えること。
それが、HairUnknownの美容師としての考え方です。
まとめ
私が利益より信頼を優先するのは、きれいな髪は一度の施術だけでつくられるものではなく、お客様との信頼の中で少しずつ育っていくものだと考えているからです。
利益は大切です。しかし、それはお客様に誠実に向き合い、本当に価値のある選択を積み重ねた結果として生まれるものだと思っています。
HairUnknownでは、縮毛矯正をはじめとした施術でも、髪の状態を見ながら無理のない方法をご提案しています。
「縮毛矯正をしたいけれど失敗したくない」「ブリーチ毛でもできるのか不安」「自分の髪に何が合っているのかわからない」
そのようなお悩みがある方は、まずはお気軽にご相談ください。今の髪の状態を一緒に確認しながら、無理なくきれいな髪を目指せる方法を考えていきます。
縮毛矯正をしたいけれど、自分の髪にできるのか不安な方は、まずは一度ご相談ください。HairUnknownでは、髪の状態を確認したうえで、無理のない方法をご提案しています。

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