なぜHairUnknownは「やらない判断」を大切にするのか

HairUnknownの考え方のアイキャッチ画像。やらない判断は、 / 何もしないことでは / ありません。。今の髪に必要な選択を整理する。 HairUnknownの考え方

美容室では、何かを「すること」が仕事だと思われやすいかもしれません。

カットをする。カラーをする。縮毛矯正をする。髪質改善をする。トリートメントをする。

もちろん、それらは美容師として大切な仕事です。

ただ、僕がHairUnknownで大切にしているのは、何でも施術することではありません。

髪の状態を見て、必要なことを提案すること。 そして、必要がないことやリスクが高いことは、無理にすすめないことです。

場合によっては、あえて「今日はやらない方がいいです」とお伝えすることもあります。

それは、施術をしたくないからではありません。

その場だけではなく、数ヶ月後、数年後の髪まで考えたときに、その方が髪を守れると判断することがあるからです。

すぐに施術すれば良くなる、とは限らない

髪の悩みがあるとき、多くの方は「何かをすれば良くなる」と考えると思います。

くせ毛が気になるから縮毛矯正をしたい。 広がるから髪質改善をしたい。 傷んで見えるからトリートメントをしたい。 色が気になるからカラーをしたい。

その気持ちはとても自然です。

毎朝まとまらなかったり、湿気で広がったり、過去の施術で扱いにくくなったりすると、早くどうにかしたいと思うのは当然だと思います。

ただ、今の髪の状態によっては、すぐに施術を重ねることが正解ではない場合があります。

すでに髪に負担が残っている状態で、薬剤や熱を使う施術を重ねると、一時的にはきれいに見えても、あとから乾燥や切れ毛につながることがあります。

だから僕は、「できるかどうか」だけではなく、

今の髪にとって本当に必要か。 このあとも扱いやすい髪として残せるか。

そこを見て判断したいと思っています。

髪質改善も、メニュー名だけでは判断しません

最近は「髪質改善」という言葉をよく聞くようになりました。

ただ、一言で髪質改善と言っても、内容は一つではありません。

トリートメント中心のものもあれば、縮毛矯正に近い考え方でクセを整えるものもあります。

だから、髪質改善をしたのにまとまらない場合も、単純に「髪質改善が悪い」とは考えていません。

大切なのは、今の髪がなぜまとまらないのかを見ることです。

乾燥なのか。 ダメージなのか。 クセや細かいうねりなのか。 すきすぎや短い毛によって面が乱れているのか。 過去の施術履歴が影響しているのか。

原因によって、必要な方法は変わります。

トリートメントで扱いやすくなる髪もあります。 縮毛矯正でクセを整えた方がいい髪もあります。 カットやホームケアを見直した方がいい場合もあります。

HairUnknownでは、髪質改善という言葉だけで決めず、今の髪に何が必要かを見て判断します。

パヤパヤは、傷んでいるだけとは限りません

表面がパヤパヤしていると、「髪が傷んでいるのかな」と感じる方は多いと思います。

もちろん、ダメージや乾燥で広がることもあります。

でも、原因がクセや細かいうねりにある場合もあります。

髪が汚いわけではありません。

クセや細かいうねりで髪の面が乱れると、光がきれいに反射しにくくなります。

その結果、パサつきやダメージのように見えてしまうことがあります。

また、量を取りすぎて短い毛が多くできている場合、その短い毛の毛先が反り返って、パヤパヤして見えることもあります。

だから、パヤパヤを見た時も、すぐに「トリートメントをすれば大丈夫」とは決めません。

クセなのか。 ダメージなのか。 短い毛なのか。 ホームケアで扱いやすくなるのか。 縮毛矯正で面を整えた方がいいのか。

そこを確認してから提案します。

売上より、髪を守る判断を優先したい

正直に言うと、美容師として売上だけを考えれば、その日に何か施術をした方がいい場面もあると思います。

縮毛矯正を希望されているなら縮毛矯正をする。 髪質改善を希望されているなら髪質改善をする。 カラーも一緒にしたいと言われたら、その日に全部やる。

それができれば、お客様にとっても一度で済むので楽に感じるかもしれません。

でも、髪の状態によっては、それが本当に良い判断とは限りません。

髪の体力が残っていない状態で無理をすれば、その日はまとまって見えても、次にできる選択肢が少なくなってしまうことがあります。

僕は、その場だけよければいいとは思っていません。

数ヶ月後も扱いやすいか。 次にまたきれいにできる余力が残っているか。 お客様が自分の髪に不安を感じずに過ごせるか。

そこまで含めて、美容師の判断だと思っています。

「やらない」は、何もしないという意味ではありません

「今日はやめた方がいいです」と言われると、何もしてもらえないように感じる方もいるかもしれません。

でも、HairUnknownで大切にしている「やらない判断」は、放っておくという意味ではありません。

今は強い施術を避けた方がいいのか。 まずはカットで整えた方がいいのか。 トリートメントで手触りを整えた方がいいのか。 ホームケアを見直した方がいいのか。 少し時間を置いてから縮毛矯正や髪質改善を考えた方がいいのか。

そういう選択肢を一緒に整理することも、美容師の仕事だと思っています。

髪は、一度負担が重なると、すぐに元通りになるものではありません。

だからこそ、焦って次の施術を決めるよりも、今の髪に何が必要かを見極めることが大切です。

ホームケアは、髪を守るための土台です

ホームケアも大切です。

ただ、僕はホームケアを「これを使えば髪が治る」というものとしては考えていません。

ホームケアは、サロンで整えた髪をできるだけ長く保ち、次回のカラーや縮毛矯正まで髪の体力を残しておくための土台です。

高いものを無理に使うより、今の髪に合っていて、続けられることの方が大切です。

ご自宅では、濡れたまま放置しないこと、アイロンを強く挟みすぎないこと、オイルを付けすぎた状態で高温アイロンを通さないことも意識してみてください。

サロンで何をするかだけでなく、家でどう扱うかまで含めて、髪を長くきれいに保てる方法を一緒に考えています。

できることと、できないことを正直に伝えたい

HairUnknownでは、できることを大きく見せすぎないようにしています。

縮毛矯正で扱いやすくできる髪もあります。 髪質改善で手触りを整えられる場合もあります。 カットやケアで、今より楽になることもあります。

でも、髪の状態によっては、すぐに理想通りにするのが難しい場合もあります。

そのときに、曖昧なまま施術をすすめることはしたくありません。

できること。 できないこと。 時間が必要なこと。 今は避けた方がいいこと。

そこを正直に伝えたうえで、一緒に判断したいと思っています。

それは、お客様を不安にさせるためではありません。

納得したうえで、自分の髪に合う選択をしてもらうためです。

信頼は、一度の仕上がりだけでは作れない

美容室での信頼は、一度の仕上がりだけで決まるものではないと思っています。

もちろん、仕上がりは大切です。

美容室を出るときに、髪がきれいになっていること。 鏡を見て嬉しい気持ちになれること。 それはとても大切です。

でも、その日だけきれいに見えても、数週間後に髪が扱いにくくなってしまったら、本当の意味で良い判断だったとは言えません。

前回の施術が、次の髪にどうつながるか。 今日の判断が、半年後、一年後の髪にどう影響するか。

僕はそこまで考えながら、お客様の髪と向き合いたいと思っています。

だから、必要がある施術はきちんと提案します。

でも、必要がないことや、今の髪にとってリスクが高いことは、無理にすすめません。

それが、HairUnknownの考え方です。

髪の状態に不安がある方へ

縮毛矯正をした方がいいのか。 髪質改善をした方がいいのか。 トリートメントで整えた方がいいのか。 カラーと一緒にできるのか。 今は何もしない方がいいのか。

自分では判断が難しいことも多いと思います。

そのようなときは、無理にメニューを決めてから来ていただかなくても大丈夫です。

HairUnknownでは、今の髪の状態を見ながら、必要なことと避けた方がいいことを一緒に考えます。

髪の状態に不安がある方は、まずは一度ご相談ください。

無理に変えるのではなく、今の髪に必要な判断を一緒に考えていきます。

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